金曜フリー走行で計47周を走行し13番手タイムを記録したアルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、ポールリカール・サーキットは2019年にFIA F3やユーロフォーミュラオープンで走行経験があるためスムーズな初日を送ることができたと振り返った。

「過去2戦と比べるとアプローチの仕方は楽でした。走った経験があるのでサーキットとマシンに適応するのも少し楽でしたし、今回はセットアップに集中することができました。FP2の最初はセットアップに苦しんでいたんですが、セッションの終盤までにはそれにうまく対応することができたので、その点にも満足しています」

前戦アゼルバイジャンGPでは自身初の予選Q3進出を果たしたものの、今回は容易ではないだろうと角田は見ている。4位のフェルナンド・アロンソから14位までが0・739秒差にひしめく大混戦だ。

「バクーと比べてもタイム差がタイトなので、ちょっとしたミスでも大きくポジションを落とすリスクがありますし、アタックラップをうまくまとめ上げることが大切だと思います。正直言うと、今回はバクーよりもQ3進出は難しいと思います。それでも今回もQ3に進出できればと思っていますし、ベストを尽くしたいと思います」

(米家峰起通信員)