身長165センチのスーパーサブ、本橋菜子(27=東京羽田)が、決勝の舞台で躍動した。

第1クオーター(Q)の途中から出場し、今大会最多の18分43秒プレーし、チーム2位となる16得点を挙げた。

昨年11月の前十字靱帯(じんたい)損傷から復帰し、代表の座をつかんだ。今大会はスーパーサブとして大事な場面で登場。この日も第1Qでいきなり連続で3点シュートを決めるなど、悪い流れを変えた。

その後も技ありのパスやドリブルで平均身長183・8センチの米国の大きな壁にひるむことなく向かっていった。「たくさんの方々に支えてもらって五輪の舞台に立つことができたので感謝の気持ちでいっぱい。ここまで苦しんだけど、頑張ってきた自分を出し切りたいと思って(試合に臨んだ)」と涙ながらに語った。