B1新潟アルビレックスBBの21-22年シーズン新体制発表会見が26日、アオーレ長岡で行われた。今季から指揮を執る平岡富士貴監督(47)らスタッフと、合流前の3選手を除く選手9人が顔をそろえた。新主将としてお披露目されたのはB1広島ドラゴンフライズから移籍してきたPG岡本飛竜(28)。コミュニケーションを密にしチームをけん引することを誓った。目標はチャンピオンシップ進出。10月2、3日、アオーレ長岡での京都ハンナリーズ戦で開幕する。

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主将として岡本は堂々と言った。「任命される前から引っ張っていくつもりだった。コミュニケーションをしっかり取っていきたい」とチームをまとめることを明言。各人が色紙に書いた目標を発表する場では研さん、積み重ねを意味する「Grind」を掲げた。「日々ポジティブな積み重ねをチームとして大切にしていきたい」。

平岡監督は「練習中、コートを出た後、常にチームを高めるためにバスケに対して時間を割いている」と岡本指名の理由を挙げた。広島から移籍し7月中旬の合流直後から同僚に声をかけた。池田雄一、佐藤公威の両ベテランの話を聞き、若手からも意見を引き出した。「背中で訴えられるように」と行動で示す主将を目指す。

その意気込みは今季のチームスローガンを体現している。「全越一丸」。越後・新潟全体で今までの困難を乗り越え、チームに関わるすべての人の気持ちを1つにして戦う-。この日はPG綿貫瞬、PFジェフ・エアーズの新戦力とSFロスコ・アレンが不在だったが、7月のチーム始動から速いテンポでの攻守の切り替えを磨いてきた。「お客さんを熱狂の渦に巻き込むようなチームにしたい」と岡本。結束力と熱さを前面に新生新潟が新シーズンに臨む。【斎藤慎一郎】

<NGT48メンバーがビデオメッセージで激励>

B1新潟とパートナーシップ協定を結ぶNGT48のメンバーがビデオメッセージでチームを激励した。小越春花(17)寺田陽菜(17)古舘葵(17)が「私たちも新潟で活動する仲間として応援します」。6月に発売された新曲「Awesome」の収録曲「踵を鳴らせ!」はチームの応援ソングとして今季、ホーム全試合の会場で流される。

◆表敬訪問 B1新潟は26日、長岡市役所に磯田達伸市長(69)を訪問。川上明社長、平岡富士貴監督、岡本飛竜主将ら選手4人が抱負を述べ、激励を受けた。