東京オリンピック(五輪)レスリング女子50キロ級金メダリストの須崎優衣(22)が1日、在学中の早大で開かれた「須崎優衣選手を称える会」に出席した。

早大の在校生では五輪女子初、夏季五輪としては卒業生含めた史上初の金メダリストになった。田中愛治総長から祝いの言葉を受けると、「楽しみの気持ちが強かったです。試合前は勝ちたくて、どうしてたら勝てるのか、何をしたら正解か思い悩んだ時期ありました。やってきたことを信じて、練習してきたことだしきろうと。強い気持ち、信念をもってやりきれたことが今回のメダルにつながりました。たくさんの方に応援してもらい、いまがある。金メダリストにふさわしい人間になれるように、次の目標に向かって頑張りたい」と誓った。

24年には2連覇を狙うパリ大会が控えるが、その前に進路を決断する。現在は4年生で「進路はまだ決まってなくて、これから就職先を探して、卒業した後もレスリングを続けたい。3年後のパリでメダルを獲得できるように頑張りたい」と見据えた。

卒業まで半年あまりで、卒論はこれから執筆するという。文武両道を掲げて、残す単位は卒論だけだが、「急ピッチで頑張らないとなという感じです」と笑顔をみせた。