寺内健(41)玉井陸斗(15)板橋美波(21)らを指導するJSS宝塚の馬淵崇英コーチが、今後の見通しについて語った。

高飛び込み、板飛び込みの「二刀流」を目指す玉井については「(2種目は)ハーフハーフです。板もおもしろい。体も力が出てきたし(技の)難易度もアップしている。体とパワーの成長とともに板でも世界と勝負できるようにしたい」。一方でシンクロ種目の可能性については「種目が多くなりすぎる。とりあえず個人種目で勝負をかけます」と否定的な考えを示した。

寺内については「いったんゆっくりと時間をとって。自分の状況と目指すレベル、体がどこまで持つかどうか。目標を判断したい」と口にした。その一方で、同コーチの見立てを聞かれると「私としては(今後も)いけると思う」とした。

板橋は、19年左足骨折の影響もあって、東京五輪はシンクロ種目のみで出場した。ただ16年リオデジャネイロ五輪では女子高飛び込みで日本勢80年ぶりの8位入賞を果たしている。個人種目に再挑戦する可能性について、同コーチは「足の状態次第。状態がよければ、2つ(個人とシンクロ)でいけるかなと思う」とした。