アメリカンフットボール日本代表主将WR近江克仁(25)が、NFLインターナショナルコンバインに招待された。NFLが21日に発表した。

10月12日にロンドンで開催され、欧州を中心に14カ国から44人が招待された。ここでインターナショナル・プレーヤー・パスウェイ・プログラム(IPPP)候補選手に選ばれると、来春に米国で3カ月トレーニング。合格選手は各チームのキャンプに参加できる。今季はオービックのRB李卓(26)が日本人で初めてIPPP候補に選ばれたが、4人の合格枠には入れなかった。

近江は父の影響で小学生からフットボールを始めた。立命館宇治中高をへて、15年の立命館大2年時に大学日本一に貢献した。18年からIBMでプレー。昨年は5年ぶり結成の日本代表で主将となり、NFL予備軍が参加するプロリーグTSL選抜戦でTDをマークした。その後はNFLを目指しての活動に集中。6月からは今年新設された欧州リーグのライプチヒに加入し、リーグ戦に出場していた。そこでの活躍が認められての招待で、NFL選手へまた1歩前進と言える。