QBトム・ブレイディ(44)率いるバッカニアーズが今季初黒星を喫した。来年2月のスーパーボウルの会場となるソーファイ・スタジアムでラムズと対戦。ブレイディはパスとランで1TDずつにとどまり、24-34で2勝1敗となった。昨季から続いていたプレーオフを含む連勝は10でストップした。

ブレイディは第3Qに1ヤードをねじ込んで、今季初となるランでのTDを挙げた。パスは55回中41回成功で432ヤードをマーク。通算獲得距離を8万391ヤードまで延ばし、昨季で引退したドリュー・ブリーズに続く史上2人目の8万ヤード突破となった。

開幕から2試合で9TDパスを決めていた。この試合では、勝負が決した後の第4Qに1本だけだった。3回のQBサックを浴び、4回の攻撃はパントに終わるなど、リズムを作れなかった。

ブレイディは最近「50歳まで現役」に言及している。チームの動画で32歳のTEロブ・グロンコウスキーがが「50歳までプレーできるか」と質問。これに対して「そんなに難しくはないんじゃないか。フロリダは退職者が多いから、僕もここでプレーを続け、そのまま引退できる気がする。僕はできる。答えはイエス」。50歳となるとあと6年で、27年に28シーズン目となる。

まずは今季スーパーボウル連覇が目標で、昨年オープンしたソーファイ・スタジアムに再び戻ってこられるか。この試合は下見を兼ねて、ちょっと小休止といったところか。次週は敵地に乗り込んで、21年在籍した古巣のペイトリオッツと対戦する。

ラムズは2季ぶりの開幕3連勝となった。ライオンズからトレードで移籍してきた33歳QBマシュー・スタッフォードが好調。後半最初の攻撃で75ヤードのTDパスを決めるなど、343ヤードを投げて4TDパスを決めた。