門出を勝利で飾れなかった。今季から新規参入のアランマーレ秋田がアイシンに43-80で大敗した。第2クオーター(Q)中盤から徐々に突き放され、第3Qでは9連続失点を喫するなど、相手に主導権を握られた。今日24日もアイシンと対戦する。

実力を見せつけられた。12点を追う第3Qは相手の強固なディフェンスに阻まれ、シュートを放つもリングを通せない苦しい展開。相手のパスワークや速い攻撃に守備をかく乱されて正確なシュートを決められ、大量リードを奪われた。試合を通してのシュート成功率は相手の48・5%に対し、25・9%。リバウンドも15個も多く奪われた。小嶋裕二三ヘッドコーチ(54)は「Wリーグの壁は厚かった。第2Q以降、オフェンスリバウンドを取られ始めたことや相手の走る動きについていけなかった。高さとパワーに屈した」と悔やんだ。

在籍6年目で最年長の河瀬ひとみ(28)は「Wリーグの舞台に立つことは夢だったが、達成して終わりではなく、結果を残すことも次のステップとして大事。チャレンジャーとして1歩ずつ成長していきたい」と気持ちを引き締めた。幸先の良いスタートを切ることはできなかったが、1勝を目指し、経験とチャレンジを積み重ねていく。【相沢孔志】