16年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(27=ブリヂストン)が24日、現役引退を表明した。

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私、萩野公介は東京五輪をもちまして現役を引退することを決意しました。最後の200メートル個人メドレーで予選、準決勝、決勝と3本泳げたことは競技人生の中で非常にうれしいこと。思い返すと最初に浮かぶのは家族の支え。母は毎日、片道1時間かけて車で練習場に送ってくれた。父にも感謝しかない。泳ぎたくない、と休んだこともあった。休養した後、東京五輪でどんな結果でも、それこそ日本選手権で代表落ちしても最後だなと思っていた。

-両親、家族の反応は

引退すると伝えたら、両親はすごく残念がってました。家族も同様でした。

-心に残るレースは

どのレースも1つ1つを鮮明に覚えている。

-東京五輪での涙は

実力的に準決勝で落ちてもおかしくなかった。まさかもう1本決勝を泳げるとは。心の底からうれしくて、幼少期以来だったかも。

-右肘はどうだったか

言い訳にしたくないが、いいと言える状態とは程遠かった。すごく苦しんだ。

-リオ五輪の金とは

いい思いも苦しい思いもすべてをくれた存在。ここまで続けてこられて幸せだと思う。周りの人に本当に恵まれたと思います。いろんなことにチャレンジして第2の人生で頑張りたい。