種目別決勝の鉄棒で橋本大輝(20=順大)は銀メダルだった。持ち味の雄大な演技で次々に離れ技を決め、着地もわずかな乱れに収めて15・066点。予選より高得点を出したが、最終演技者だった中国選手に15・166点で逆転を許した。

疲労困憊(こんぱい)だった。22日の個人総合決勝では、僅差の2位に敗れた。翌23日の種目別決勝の床運動とあん馬を欠場。右手首炎症による痛みと疲労蓄積による腰痛によるものだったが、この日の平行棒、鉄棒に何とか調整してきていた。