高卒1年目での大抜てきだ。

日本ラグビー協会は28日、3月に千葉・流通経大柏高を卒業したロックのワーナー・ディアンズ(19=東芝ブレイブルーパス東京)を日本代表に追加招集したと発表した。

ロックの大戸裕矢(静岡ブルーレヴズ)がけが、フランカーの小沢直輝(東京サントリーサンゴリアス)が代表のチーム事情で途中離脱したためで、ディアンズは27日午後に合流した。今後はアイルランド、ポルトガル、スコットランドと戦う欧州遠征に参加する。

ニュージーランド(NZ)出身のディアンズは202センチ、122キロの大型ロック。9月からは将来代表に選出される可能性の高い人材「ナショナル・デベロップメント・スコッド」の一員として、日本代表の宮崎合宿に参加していた。フランカーで前代表主将のリーチ・マイケルに憧れ、高卒で東芝入りしたが、現時点で公式戦出場経験なし。それでも10月初旬には日本代表合宿中のオンライン取材で「11年のW杯(NZ大会)でNZ代表のロックを見て、かっこいいと思いました。世界で一番のロックになりたい。そのために、きつい練習、激しい練習をしないといけないと思っています」と意気込んでいた。