22年北京五輪で、メダルを目指す日本(神長汐音、菊池萌水、菊池純礼、菊池悠希)が6位にとどまった。予選では運も味方につけて3組1位通過。組み合わせに恵まれた準決勝1組だったが、見せ場を作れず、3位(ハンガリーが失格で4位)となった。

メンバーは予選と同じ菊池姉妹の三女悠希、四女萌水、五女純礼と神長。この日は500メートル、1500メートルの個人にも出場していた純礼は「すごくチャンスのある準決勝だったけれど、生かし切れなかった。チャンスを物にできないと、五輪で戦っていけない。この現状を厳しく受け止めて、改善に努めていきたい」と険しい表情で振り返った。

第1戦の北京大会は予選敗退。北京五輪の女子リレー出場権はW杯4大会中、成績の良い3大会の結果で決まる。開催国の中国を除いて7チームが得る権利獲得へ、神長は「まず(6位で)ポイントをゲットできたのはすごく良かったけれど、あと2戦、気が抜けない。もう1回みんなで振り返って、欧州戦(第3戦デブレツェン大会、最終戦ドルドレヒト大会)に向けて練習しなおしたいと思います」と誓った。【松本航】