アイスダンスで2季目を迎える村元哉中(かな、28)、高橋大輔(35)組(関大KFSC)が初の国際スケート連盟(ISU)公認スコアで70・74点を記録し、6位発進となった。

2組後に演技した全日本選手権3連覇中の小松原美里、尊組(倉敷FSC)の68・13点(7位)を上回った。1季目の集大成となった20年12月の全日本選手権(ISU非公認、67・83点)から2・91点を上積みした。村元は「初戦の国際試合で70点に乗せられて良かった。正直、何点出るか分からなかった」と素直な心境を明かし、高橋も「点数より、毎回毎回100%を出すのが必要。(得点より)演技に重点を置いていました。この評価を素直にうれしく思います。これを上げていきたい」と喜んだ。

お気に入りの新プログラム「ソーラン節&琴」で、2人が新たなスタートを切った。日本でも広く親しまれる「どっこいしょ~」という声が盛り込まれた演目。後半はヒップホップとなり、リフトなどでアクセントをつけながら、新たな世界観を表現した。

日本の22年北京五輪代表切符は1枚。13日にはフリーダンス(FD)を控え、2季連続となる「ラ・バヤデール」で再び進化を示す。