F1第20戦カタールGPのフリー走行が19日行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)がトップタイムを記録した。

2輪のMotoGPでは2004年からカタールGPを開催してきたドーハ郊外のロサイル・サーキットだが、F1はコロナ渦の影響で中止となったレースの代替戦として初開催。2023年からは10年間の開催契約を結んでいる。

フリー走行1回目は各チームが習熟走行を重ねる中でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムを記録したが、日没後の午後5時開始のフリー走行2回目ではメルセデスAMGのボッタスが最速。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが0.209秒差の2番手タイムを刻み、リアウイングに問題を抱えたレッドブル・ホンダ勢はマシン挙動に苦戦しフェルスタッペンは0.350秒差の3位となった。タイトルを争うルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は0.422秒差の4位。

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)はフリー走行1回目から僚友ガスリーと同等の走りを見せ、フリー走行2回目でも0.587秒差の7位と好調な滑り出しを見せた。

「さまざまなセットアップを試して予選に向けてデータ収集を行いました。ミディアムタイヤではとても良いパフォーマンスを発揮しましたが、ソフトタイヤの扱いにはやや苦しみました。今夜これからその点の改善に努めたいと思います」(米家峰起通信員)