快進撃を続ける近大が1敗を守り、2位以内を決めた。前半3分にFWのラッシュから右へ展開。最後は1年生トライゲッターのWTB植田和磨(報徳学園)が飛び込んだ。同26分にもハイパントからつないだボールをトライに結びつけ、植田は前半だけで3トライ。見せ場は同34分、右タッチライン際を軽やかなステップで2人を抜き去り、インゴールへ。

強力FWだけでなく、1年生WTB植田の決定力も破壊力満点。今季のリーグ最終戦で大勝し、大学選手権へ順調な仕上がりを見せた。

近大は天理大、同志社大に黒星をつけ、唯一の敗戦は京都産業大戦のみ。この日の勝利で暫定ながらリーグ首位に浮上し、同大と天理大よりも順位が上回ることが決定。初優勝の可能性を残した。

全勝の京産大は12月4日の最終節で全敗の関西学院大と対戦する。仮に京産大が敗れれば近大が勝ち点で上回り、優勝となる。

大学選手権の関西枠は「4」で、既に京産大、近大、同大、天理大の出場が決まっている。