ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(25=クラレ)が30日、遠征先のノルウェーでオンライン取材に対応した。

ワールドカップ(W杯)ロシア・ニジニタギル大会では26日の開幕戦で6位、27日の第2戦で5位だった。北京五輪シーズンの滑り出しで表彰台を逃し「いいスタートは切れなかった」と反省も、調子は決して悪くはない。「問題点はしっかり見えつつ、自分のなかで感覚はいい状態を保っていられている」と前向きだ。

オミクロン株が世界的に感染拡大している。「今こうやって試合をさせていただいていることは、幸せなこととニュースを見て思う」と話す。だからこそ「選手としてはこれまで準備してきたことを試合だったりで発揮するのが一番」と受け止め、集中する。

今季は3度目の五輪シーズン。「この4年間で自分のジャンプスタイルを見つめ直している。成長した姿を応援してくださる方々にお見せできるように」と誓った。

次戦のW杯は4、5日にノルウェー・リレハンメルで行われる。