関西学生アメフトは5日に全日本大学選手権・西日本代表校決定戦、関学大(関西1位)-立命大(関西2位)が行われる(ヨドコウ)。6年ぶりに甲子園ボウル出場を狙う立命大は30日、草津市の同大学施設で会見を行った。

リーグ優勝を懸けた11月14日の関学大戦では25-28で惜しくも敗れた。以降、週1回のペースで試合を組む過酷な日程を乗り越え満身創痍(そうい)で王者関学大に立ち向かう。古橋由一郎監督(56)は「火が付いて、やってやろうという雰囲気を感じている」と雰囲気にも手応えを感じた。指揮官もこの一戦に懸ける思いは特別だ。現4年生は1度も西日本代表校決定戦で関学大に勝利したことがない。「負けた時の惨めさは相当なもの。1年間やってきたことの結集としてなんとか勝ちたいです」。

今季、試合を重ねるごとに頭角を現してきたQB宇野瑛祐(2年)は「この1年間を全てぶつけていければいいなと思っています」と意気込んだ。指揮官からも「(宇野の活躍で)オフェンスプレーの幅が広がった」と評価を受ける存在。エースQB野沢研(4年)を「超えていきたい」と言う頼もしい戦力が甲子園への道を切り開く。【三宅ひとみ】