国際オリンピック委員会(IOC)は2日、女子テニスで消息不明とされる全仏、ウィンブルドンのダブルスに優勝した彭帥(35=中国)と、11月21日に続き、2度目のビデオ通話を行ったと発表した。

【記者の目】中国に寄り添うバッハ会長と対照的、サイモンCEOすご腕見事>

彭帥は11月2日に、同国の張高麗元副首相に性的関係を強要され、不倫関係であったことを自身のSNSで公表。その後、行方を絶ったと言われている。

IOCは11月21日に、バッハ会長が彭帥とビデオ通話を行い、「彼女は健康で安全だった」と公表。しかし、通話の生音声も、本人からの生の声もなく、冬季北京五輪開催に向けて、中国に寄り添ったと、人権団体などが批判していた。

その批判をかわすためか、IOCは2日、「他の多くの人々や組織と同様に、彼女の幸福と安全に関心を持っている」と強調。そして、IOCは自らのやり方を「静かな民主主義」と呼び、「政府や他の組織の経験に基づいて、人道的な問題を効果的に進めるための最も有望な方法」と正当化している。また、「1月には個人的に会うことを約束している」と発表した。

しかし、なぜ彭帥が所属するWTAのサイモンCEOとの間を取り持たないのか。WTAは彭帥となぜ連絡が取れないのかに関しては一切触れていない。