女子日本代表で18年平昌オリンピック(五輪)女子銅メダルのロコ・ソラーレが、来年の北京五輪出場を決めた。プレーオフで韓国に-8-5で勝利。チームとしては2大会連続、日本女子としては98年長野五輪から7大会連続の出場となった。

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そこでロコ・ソラーレ各メンバーを紹介します。

<リード>

吉田夕梨花(よしだ・ゆりか)1993年(平5)7月7日、北海道北見市生まれ。医療法人美久会。5歳から競技を始め、得意技はウィック(ガードに軽く当てて、シート中央を開けてコースを作る高等技術)。性格はきちょうめんでコツコツ派。ロコ・ソラーレの結成当時からのメンバーで、当時は17歳だった。リードは14-15年シーズンから。座右の銘は「継続は力なり」。愛称「ゆり」。152センチ。

<セカンド>

鈴木夕湖(すずき・ゆうみ)1991年(平3)12月2日、北海道北見市生まれ。7歳から競技を始め、多彩なショットが持ち味。一投で相手の石を2つはじくダブルテークアウトは見もの。小柄ながらも力強いスイープでも貢献する。ロコ・ソラーレのオリジナルメンバー。幼少期から遊び友達の吉田夕梨花とのコンビは、海外選手から「クレイジースイーパーズ」と呼ばれる。趣味の1つはオカリナで、始めて3年ほどで得意曲は「ちょうちょう」。今大会前には「風景のきれいな場所で、オカリナを吹きたい」と語っていた。座右の銘は「百聞は一見にしかず」。愛称「ゆうみさん」。146センチ。

<サード>

吉田知那美(よしだ・ちなみ)1991年(平3)7月26日、北海道北見市生まれ。7歳で競技を始め、11年から14年までは北海道銀行に所属し、ソチ五輪も経験。ロコ・ソラーレには14年6月に加入した。網走南ケ丘高卒業後にはカナダ留学経験があり、英語力はチーム一。高3時の10年バンクーバー五輪を見て、憧れのカナダのスキップ、オットにファンレターを書いたことも。「五輪であなたを破りたい」と記すと、五輪の選手村からオットの返事が来た。「私たちのゲームはどうでしたか? あなたのカーリング人生がすばらしいものになることを祈っています」という手紙は今も宝物。ソチ五輪では対戦も果たした。座右の銘「笑うということは、諦めないという決意」。愛称「ちーたん」。157センチ。

<スキップ>

藤沢五月(ふじさわ・さつき)1991年(平3)5月24日、北海道北見市生まれ。父充昌さん、母尚子さん、兄健人さんも競技者というカーリング一家で5歳から競技を始め、北見北斗高を卒業後、09年に中部電力に入社。ロコ・ソラーレには15年5月に加入した。3人きょうだいの末っ子で負けず嫌い。オセロで次に置いたら負け、という状況になったら石を置かなかった子ども時代の逸話も。好きな果物はシャインマスカット。今大会の試合中の「もぐもぐタイム」でも食べる姿が。ヨガが日課。アロマセラピーインストラクターの資格を持つ。座右の銘は「らくばる」。愛称「さっちゃん」。156センチ。

<リザーブ>

石崎琴美(いしざき・ことみ)1979年(昭54)1月4日、北海道帯広市生まれ。高校卒業後に帯広市の東光舗道株式会社に入社し、同社カーリング部にて19歳で競技を始める。「河西建設」で02年ソルトレークシティー五輪、「チーム青森」で10年バンクーバー五輪に出場。ロコ・ソラーレに20年9月に加入し、7年ぶりの現役復帰となった。サポート役としてチームを支えており、9月に長期遠征に出る際には貼るタイプのおきゅうを持参。「自律神経を整えるのにいい。みんなが疲れたときに貼ろうかな」としていた。愛称「ことみちゃん」。166センチ。