カーリング女子日本代表で18年平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銅メダルのロコ・ソラーレが、来年2月の北京五輪出場に王手をかけている。

オランダ・レーワルデンで開催中の世界最終予選で、1次リーグ最終日を迎えて6勝1敗の暫定首位。今日16日午後10時(日本時間)からのトルコ戦に勝てば、チームとして2大会連続の五輪出場が決まる。男子ではコンサドーレも現時点で五輪出場に望みをつなげている。

日本時間では深夜や早朝にあたる時間帯など、男女合わせて1日3つの時間帯に試合が行われている今大会。熱戦を伝えるテレビ画面にくぎ付けとなり、寝不足状態となっているファンも多いことだろう。

とはいえ1歩間違えれば、その活躍ぶりがお茶の間に届かない可能性もあった。男女各種目に先駆けて行われた混合ダブルスでは、日本を含む複数の国で、当初予定されていた生中継が次々と取りやめに。日本代表として大会に臨んだ松村千秋と谷田康真のペアは、その戦いぶりが1度も中継されないまま1次リーグで姿を消した。

放送をめぐる混乱の原因となっていたのが、会場内に設置されたスポンサー広告。アダルトグッズを扱うEasyToys社のロゴマークがテレビ画面に映り込むことが問題視され、日本での放送権を持つNHKでは放送ガイドラインに定められた「品位と節度を心掛ける」などの点に抵触すると判断された。

その後、世界連盟とEasyToys社による話し合いの上、掲示されていた同社のロゴマークが「#equality for all(すべてに平等を)」というピンク色のメッセージに置き換えられ、男女種目は各国で無事に中継されることに。大人のおもちゃを扱う企業が“大人の対応”をしたおかげで、世界中のファンがテレビ画面に映る1投1投に沸いている。

この状況を喜んでいるのはファンだけではなく、選手も同様だ。ロコ・ソラーレのサード吉田知那美は、自身のインスタグラムに「カーリングという競技を、そしてその競技を戦うさまざな国の文化や国民性、教育の多様性を尊重し、温かく応援を続けてくださるスポンサーさんに心からの感謝を。本当にありがとうございます」などと日本語と英語でつづり、EasyToys社に感謝のメッセージを送った。