浜松開誠館(静岡)が、男女アベック勝利を挙げた。6年連続7度目出場の女子は岡豊(おこう、高知)を66-50で退け、2年ぶりに2回戦を突破。C前田理咲子(2年)とPF中老(ちゅうろう)小雪(1年)が2人で39得点を挙げ、勝利に貢献した。初出場の男子は、羽黒(山形)との点の取り合いを109-90で制し、高校総体を含めて全国大会初出場初勝利を飾った。

浜松開誠館男子は、創部10年目で全国初勝利をつかんだ。SG海野来晟(うんの・らいせい)主将(3年)が「緊張はなかった」と振り返った通り、立ち上がりから躍動した。SG杉山真がチーム最多の31得点。2人とSG須和部陸、SF鷲尾風河の3年生4人が2桁得点を記録し、100点ゲームを披露した。

チームは大会前、練習試合の時間を本番と同じ午後5時20分に合わせて行った。徹底した準備も実り、初戦からチームのテーマ「攻めまくる」を表現。海野主将は「素直にうれしい」と白い歯を見せた。

25日の2回戦では、205センチの長身留学生を擁する八王子学園八王子(東京)と対する。後藤正規監督(51)は「(留学生への)対応は練習からやってきた。その通りできれば、チャンスはあると思う」と前向きだった。

◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系地上波で、女子決勝は28日正午からBS朝日でともに生放送。