冬季オリンピック(五輪)2連覇の羽生結弦(27=ANA)が、世界初の成功を目指すクワッドアクセル(4回転半=4A)に再び挑戦した。

「もちろん挑戦するつもり」と翌26日のフリーで投入することを宣言している大技に、2日前に続いて取り組んでいる。

<1本目>両足で着氷

<2本目>1回転半

<3本目>曲かけ冒頭に入れて転倒

<4本目>曲かけ後に転倒

<5本目>1回転半

<6本目>転倒

<7本目>1回転半

<8本目>1回転半

<9本目>1回転半(天を仰ぎ、拍手を浴びる)

<10本目>1回転半

ここで時間終了。手袋を投げて悔しがり、最後は深々とお辞儀してリンクを後にした。

公の場で4回転半に挑むのは4回目。19年12月のグランプリ(GP)ファイナル(トリノ)の公式練習、国内初披露した21年4月の世界国別対抗戦(大阪)エキシビション練習、以来8カ月ぶりのチャレンジとなった。これまでは転倒したり回転が抜けたりしており、報道陣や観客が見られる場では初めての着氷となった。3回目は2日前で3回トライの最後に、片足で着氷していた。【木下淳】