男女アベック出場を果たした浜松開誠館の戦いが、幕を閉じた。6年連続7度目出場の女子は、昨年準優勝の東京成徳大高(東京)に49-73で完敗。3回戦敗退は最近4年間で3度目となり、目標に掲げた初の4強に届かなかった。

浜松開誠館女子が強豪に屈した。昨年準優勝校に第1クオーターで7点を先行されると、その後は1度も同点に追いつけず、後半を18得点に抑えられる完敗。PG萩原加奈主将(2年)は「ボールへの執着心が相手の方が上だった。力を発揮できないまま、負けたことが悔しい」と唇をかんだ。2016年ベスト8を超える成績は、今年も残せなかった。

しかし、途中出場したPG中山未悠ら3年生が、体を張ってプレー。最後まで勝利を目指した。三島正敬監督(46)は「最初は『県で負けないように』と考えたチームが、全国16強まで来た。最後は3年生の強い思いも感じることができた」と高く評価。萩原は「この経験を生かして、来年この舞台にまた戻って来たい」と前を向いた。

◆テレビ放送 男子決勝は12月29日午後1時からテレビ朝日系地上波で、女子決勝は12月28日正午からBS朝

日でともに生放送。