住吉りをん(18=東京・駒場学園高)が完全優勝した。66・24点でショートプログラム(SP)首位発進し、迎えたフリーも全体1位の118・80点。合計185・04点で2位に20点以上の差をつけ、初の高校女王になった。

この日も冒頭、成功を目指す4回転トーループに挑戦。転倒かつ4分の1回転不足の判定は受けたが、攻めの姿勢は見せた。その後は粘りのジャンプを連発。GOE(出来栄え点)プラスにならない場面も複数あったが、後半の3回転フリップ-2回転トーループ-2回転ループの3連続など、きっちり演技をまとめた。

全日本ジュニア2位、昨年末の全日本選手権では8位とアピールした。高校最終学年でインターハイを制し、代表に内定している世界ジュニア選手権(3月、ソフィア)へ弾みをつけた。

2位は千葉百音(宮城・東北)で162・61点、3位は江川マリア(福岡・香椎女子)で152・02点、4位は横井きな結(愛知・中京大中京)で138・17点、5位は三枝知香子(千葉日大一)で131・26点、6位は田中梓沙(京都光華)で129・94点だった。