東京オリンピック(五輪)銀メダルの本多灯(20=アリーナつきみ野SC)は決勝で1分54秒04で優勝した。ただ、東京五輪で出した自身の記録(1分53秒73)更新とはならず、「ベストタイム狙っていたので、3秒台にも届かず悔しい。課題だった前半で頑張って、持ち味の後半に爆発するつもりだったけれど、爆発できなかった。バテちゃったかな」と反省した。

寺田拓未(ミキハウス)が派遣標準記録を突破する1分54秒21も2位となり、世界選手権の内定を獲得。「1度も代表になったことがなかった。応援してくれたみんなのおかげ」と声を詰まらせた。

世界選手権(6~7月、ブダペスト)の出場者を決める今大会で、本多はすでに400メートル個人メドレーで代表入りを決めていた。また東京五輪銀メダリストの本多は、五輪でメダルを獲得したこの種目に出場したことで世界選手権の内定が付与された。