仙台89ERSが6日、今日7日から始まるプレーオフ(PO)クオーターファイナルに向け、最終調整を行った。

Bリーグ元年の16-17シーズン。仙台はB1残留POに敗れB2に降格。当時、仙台に在籍していた片岡大晴(36)は降格が決まった直後、「力のない選手だった」と自分を責めた。仙台に復帰した昨季はワイルドカード1位でPO進出も、セミファイナル敗退。あと1歩でB1昇格を逃した。

過去にとらわれてはいない。「あの時の借りを絶対に返してやろうという気持ちじゃなく、チームのみんなと目標を達成するんだという気持ちが強いです」。気持ちはチームとともにB1昇格へ一直線に向かっている。今季は東地区2位、勝率でもB2全体2位の好成績を収め、POホーム開催権も獲得した。片岡は「ホームの雰囲気で皆さんと一緒に戦うことが1番の目標だった。それを獲得できたことはすごく良かったこと」と笑顔。過去に遠ざかったB1舞台への復帰は確実に近いところにある。

信頼するチームとともにB1へ。片岡は「このチームが勝つんだろうなという不思議な感覚。自分の中で特別な感じがあって、何か起こせるんじゃないかと不思議な力を感じています」。そう感じるほど、今季作り上げてきた「仙台89ERSのバスケット」の完成度は高い。その集大成を発揮し、まずは福島との初戦を取って勢いに乗る。【濱本神威】