B1新潟アルビレックスBBは7、8日、今季最終節で横浜ビー・コルセアーズとホームのアオーレ長岡で対戦する。リーグ最下位は決まっているが、前戦4日の大阪戦で連敗を15で止め、今節連勝で3連勝でのシーズン締めを狙う。チーム最年長のSF池田雄一(38)は通算11人目になる3点シュート個人通算1000回成功まであと2と迫る。自身の大記録達成で、今季初の3連勝へチームを引っ張る。

   ◇   ◇   ◇

シーズンの締めくくりを前に、池田に力みはない。「いつもと変わりないです」。この日の練習では強力な横浜BCのインサイドを警戒した守備、コミュニケーションを密に取りながらの攻撃と丁寧にメニューを消化。そしてシュート練習では武器の3点シュートを打ち込んだ。

過去10人しか達成していない3点シュート1000回成功が目前だ。プロ16年目で大台にあと2と迫る。「積み上げてきたもの。喜んでくれるファンがいてくれれば、うれしい」と話す。同時に「記録を狙ってやってきたわけではない」。大記録を前にしても「個に走らず、チームでバスケをする」とフォア・ザ・チームを貫く。

前戦4日の大阪戦では20年12月27日の信州戦以来、493日ぶりにスタメンに名を連ねた。出場停止だったCチリジ・ネパウェ(32)、体調不良のSFロスコ・アレン(29)に代わってインサイドのポジションに入った。その中で2本の3点シュートを決め、通算成功を998回に伸ばした。平岡富士貴監督(48)は「チームのことを考えて我慢してくれている」と姿勢を評価。「彼の魅力はシュート。(1000回成功を)達成してほしい」と期待をかけた。

今季はケガなくここまできた。自宅でのストレッチ、練習前後の筋トレとコンディションを把握しながら調整してきた。チームはリーグワーストの26連敗を記録し、その後も15連敗と屈辱を味わった。4月には新型コロナウイルスのチーム内感染拡大で活動停止期間もあった。苦しみが多いシーズンだが、池田は動じることなく、準備をして試合に臨んできた。「なかなか勝てなかったが、戦う姿を見せることが大切」。最後にファンに勝利を届けることを誓った。【斎藤慎一郎】

<平岡監督「結束力」>

新潟はこの日が今季最後で、昨年7月のチーム始動から数えて112回目の練習だった。平岡監督は終了後の円陣で「やってきたことをすべてファンにみせられるように」と選手に話した。横浜BCには今季2戦2敗。「全敗して終えたくはない」(平岡監督)と借りを返す、戦いにもなる。連敗を止めた4日の大阪戦はターンオーバーが9とミスを少なく抑えて戦った。「あの結束力を崩したくない」と平岡監督はチーム一丸を促した。