静岡ブルーレヴズは、ホームでの今季最終戦を白星で飾れなかった。4位BL東京に29-33で惜敗。後半28分、出場停止明けのSH田上稔(25)のトライでリードを10点差まで広げていただけに、集まった6000人超のファンからため息が漏れた。終盤に逆転されるという今季の負けパターンが、また繰り返された。

ヤマハ発動機からプロクラブに生まれ変わった新チームは、5勝(不戦勝1)11敗(不戦敗4)の8位で今季を終えた。ロック大戸裕矢主将(32)は、守備やスクラムの成長を実感しているという。「足りなかったものを見つけ、来季は強いチームをお見せしたい」。堀川隆延監督(48)も「来季は7月ぐらいから始動し、コーチ陣も学んで、トップ4に入れる力をつけたい」と前を向いた。【倉橋徹也】