日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事(46)が18日、都内で行われた理事会後に19年日本大会に続くW杯再招致への思いを語った。

12日には国際統括団体「ワールドラグビー」が27年のオーストラリア、31年の米国開催を承認(23年はフランス)。女子の3大会(25年イングランド、29年オーストラリア、33年米国)とともに発表された。

かねて2050年までのW杯再招致と世界一を掲げてきた協会の目標達成に向けて、岩渕専務理事は「どのように招致活動を進めるか。WRの戦略、世界のラグビー界の動向も踏まえて検討していきたい。思いは大事にしながら、いろいろな方々との調整を踏まえて進めたい」と意気込んだ。

今回のW杯男女5大会の決定時には、初開催となる米国の関係者から「手を挙げられたのも日本が(19年に)あのように(大盛況な大会に)なったから。これからが本当に大変だから、日本がどうだったか、ぜひ聞かせてほしい」と助言を求められたという。男女が同一国で順にW杯を開催する今回の流れも踏まえ「女子は直近でも2017年(7月)に小田原で行って以降、日本でテストマッチができていない。W杯は最短で2037年。それよりも先に女子のラグビーを積極的に招致していく必要がある」と小さな大会から実績を積み上げる。【松本航】