フィギュアスケート男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦(27=ANA)がアマチュア競技者としての引退、プロ転向を正式表明した。19日、都内のホテルで記者会見。スーツ姿で登壇すると「プロのスケーターとしてスケートを続けていくことを決意しました」と明言した。
今後はプロのスケーターとしてアイスショーなどで演技を披露することになる。2月の北京五輪(オリンピック)で世界初認定されたクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)についても「より一層取り組んで、皆さんの前で成功させることを強く考えながら頑張っていきます」と力を込めた。
羽生は14年ソチ五輪でアジア男子初の金メダルを獲得。続く18年平昌大会で66年ぶりの2連覇を達成し、同年には個人最年少の23歳で国民栄誉賞を受けた。3度目となった2月の北京五輪フリーでは前人未到の4回転半に挑戦。転倒こそしたが、ISU公認大会初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)=4A認定を刻んだ。
羽生のこれまでを写真で振り返ります。
プロ転向表明の羽生結弦「競技会に出るつもりはない。結果に対して取るべき事は取れた」心中語る
羽生結弦プロ転向「たくさん応援してくれるからこそ」「芸能人とか、アイドルでも何でもない」
羽生結弦、今後のプロ活動「もっといまの時代に合ったスケートの見せ方を。ぜひ期待して欲しい」