【ニューヨーク=吉松忠弘】今大会限りでの引退を示唆しているセリーナ・ウィリアムズ(40=米国)が、4大大会では21年全仏以来となる3回戦に進んだ。4大大会23度の優勝を誇るレジェンドは、世界ランク2位で第2シードのアネット・コンタベイト(26=エストニア)に7-6、2-6、6-2のフルセットで勝利した。

1回戦と同様、夜の部は、セリーナ・ショーと化した。この日も、ゴルフのタイガー・ウッズら有名人が声援に訪れ、観客が会場を埋め尽くした。「勝利はボーナスみたいなもの。失うものは何もない」というセリーナは、声援に後押しされながら激しいバトルを切り抜けた。

第1セットをタイブレークで奪った。しかし、第2セットは集中を欠いた。最終セットに備えているようにも見えた。事実、最終セットは2-0とリードし、主導権を握った。何度も追いつかれても、その直後に突き放す。最後はバックハンドのリターンをたたき込み、金星につなげた。

翌日には、姉ビーナスと組んだ女子ダブルス1回戦が控える。この世界にデビューしてから、大会中の練習は、ヒッティングパートナーか姉妹でしか行わなかった。他の選手と練習をしないことでも有名だった。この日も、姉ビーナスの姿が関係者席にあり、姉妹の絆で勝ち進む。

◆全米オープンテニスは、8月29日から9月12日まで、WOWOWで全日生放送。WOWOWオンデマンドとテニスワールドでも全コートでライブ配信される。