北京オリンピック(五輪)スノーボード男子ハーフパイプ金メダルの平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が2日、弟の海祝(かいしゅう、19)と都内で会見に臨んだ。
今年2月、最高難度の技とされるトリプルコーク1440を成功させ、悲願の金メダルを手にした。新たな目標について聞かれた平野歩は、「目標を持たないということをやりたい。そういうのも新しいチャレンジ。目標を持たないことによるつらさも味わうことで、新しい自分になりつつある」と話した。
故郷の新潟県村上市は先月、集中豪雨により甚大な水害を受けた。「たまたま地元のほうに帰って練習をしていた」という平野歩もトレーニング中断を余儀なくされた。知人も周辺には避難者が相次ぎ「僕たちも常にびくびくしているような状態だった」と振り返る。
豪雨発生から約1カ月が経過し、「(被害状況は)ようやく少しずつ回復している」。新しいシーズンが近づく中で、「地元の人たちに強い何か与えられれば。そういう立場で進み続けたい」と力を込めた。
所属先のTOKIOインカラミに、1日付で弟の海祝も新たに加わることが発表された。世界のトッププロが集う招待大会のXゲームについて海祝は「五輪と同じぐらい大きな大会」と表現。今年1月の大会では銅メダルを獲得しているだけに、「そこでの優勝を目標に頑張りたい」と誓った。


