22年度「上月スポーツ選手支援事業」認定式と21、22年度の国際大会成績優秀者をたたえる「上月スポーツ賞」の表彰式が5日、都内ホテルで行われた。

昨夏の東京オリンピック(五輪)フェンシング男子エペ団体で、日本悲願の金メダル獲得にエースとして貢献した山田優(28=山一商事)も受賞。「(上月財団の設立)40周年の節目に本当にうれしく思います」とあいさつし「自分が初めてお世話になったのは14年の世界ジュニア選手権で優勝した時。ご支援がなかったら今の自分はないと思いますし、また次に向かって頑張りたい」と感謝した。

恩返しとなる日本フェンシング界初の五輪金メダルだけでなく、世界選手権でも7月のカイロ大会で初の銅メダルに輝いた。エペ初となる表彰台を男子団体で達成。「メダルがなかった世界選手権でも結果を出せたことで、東京五輪の成績がたまたまではないことを証明できた。勢いを持って24年のパリ五輪選考レースに向かいたい」と語った。

一方、個人では見延和靖(35=ネクサス)に13-14の一本勝負で惜敗。「見延先輩も自分も(同じく見延に敗れて8強の)加納(虹輝)も、みんな調子が良かった。組み合わせさえ良ければ全員メダルもあったと思う」と一定の充実感はあったが「やっぱり悔しい」思いは隠せなかった。

「次は見延先輩でもどんな相手でも、しっかりと勝っていかないといけない。やはり個人で勝たなければ注目もされない。次はメダルを取りにいきたい」

直近では、今週末に全日本選手権(東京・駒沢体育館)が行われる。男子エペの試合は8日。「昨年は金メダル直後の重圧などもあって敗退してしまった。今年はしっかり戦って勝ち上がりたい」と燃えた。

19年以来3年ぶり3度目の優勝へ。「今の課題は相手と見合わないこと。見合ってしまうと、力を出す前に終わってしまう。しっかり自分のプレーを出したい」と自身に目を向けた。

全日本選手権は準決勝まで行われ、全6種目の決勝は11月5日に開催される。【木下淳】

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