日本(世界ランク7位)が“世界最強”のフランス(同2位)と、フルセットの末に2-3(17-25、25-21、24-26、25-22、16-18)で惜しくも敗れた。

第1セット(S)は失ったが、西田有志(22)らが大健闘。第2Sを奪い返すと、1点を争う互角の展開に持ち込んだ。

第4Sの序盤には関田誠大(28)、エースの石川祐希(26)、西田が3本のサービスエース。

最終セットも集中力を切らさず。先にフランスにマッチポイントを許すも、石川の得点などで15-14と日本もマッチポイントを迎えた。

フランスを土俵際まで追い詰めながら、最後は力で押し込まれた。

激闘の末、悔しい敗戦。ベスト8進出は目前だった。ただ、日本は胸を張れる内容でもあった。

フランスは昨夏の東京オリンピック、今夏のネーションズリーグを制した強豪。試合後は両チームの選手たちが抱き合って健闘をたたえ合った。

日本のフィリップ・ブラン監督(62)は「本当に悲しい。そのひと言に尽きる。フランスを相手にフルセット、タイブレークまで持ち込んで、ほぼ勝利を手中に収めていた。現段階でベスト8には進めなかった。これが日本の現状。今後はベスト8、優勝に向けて進んでいきたい」と話した。

高橋藍(21)は「最後の5セット目もリードする場面があったので、いい戦いができたことは間違いないです。1点の差。勝ちきれないところがモロに出てしまった。1点を逃さないことが必要だとあらためて感じました」と悔しそうだった。

【日本のスタメン】

〈セッター〉

8関田誠大(28)

〈オポジット〉

1西田有志(22)

〈アウトサイドヒッター〉

12高橋藍(21)

14石川祐希(26)

〈ミドルブロッカー〉

2小野寺太志(26)

6山内晶大(28)

〈リベロ〉

20山本智大(27)

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