スノーボード男子ハーフパイプ日本代表で五輪2大会連続出場の戸塚優斗(20=YONEX)が14日、練習公開後に取材対応し、新シーズンへ意欲を口にした。

2月の北京五輪では、大技トリプルコーク1440(斜め軸に縦3回転、横4回転)を繰り出す機会がないまま大会を終えた。「本当に悔しいのひとこと。結局、他の大会でも出せないままシーズンが終わった。次のシーズンはばんばん出せたら」と巻き返しを誓う。

縦回転だけでなく、横の回転数を上げていくプランも描く。「やれるのではないかという思いはある」。今月下旬からの海外練習で本格的に挑戦する構えだ。

オフには体調管理にも取り組んできた。北京五輪前後には72キロあった体重が、現時点で68キロまでシェイプアップ。鶏の胸肉などタンパク質が多く含まれるものを積極的に摂取するなど肉体改善に励んだ。その効果は感じているようで、「軽いほうが回るし、動きの幅も増えると思う。これからいろいろ実感できると思います」とうなずいた。