静岡ブルーレヴズ(1部)は、格下の3部チームに快勝した。クリタウォーターガッシュ昭島戦で49ー14。時折強い雨が降る中、WTBマロ・ツイタマ(26=ニュージーランド)が俊足を披露し、50~70メートルの独走トライを3度記録。チームの7トライ中5トライを挙げ、雨中で見守った約300人の観客を喜ばせた。「雨でハードなコンディションだったけど、周りの選手のおかげでトライできた」と振り返った。

攻撃の課題にしていたFWを前に押し出すプレーは、随所で見られた。SH田上稔(25)らが巧みにボールを回した。堀川隆延ヘッドコーチ(49)は「エリアコントロールはできていた」と話し、試合を80分間支配した点を評価した。一方で「1対1で倒されるなど、フィジカル面には満足していない」と強調。12月の今季開幕に向けて、体力面を強化する意向を示し、「もっと追い込んで練習していく」と続けた。

来月1日の次戦では、今回と同じグラウンドで清水建設江東ブルーシャークス(2部)と対する。1部で優勝するためのプレーを実戦で磨く。【倉橋徹也】