女子バスケットボールWリーグのシャンソン化粧品は、22~23日の三菱電機戦(佐賀市)で今季開幕を迎える。昨季チーム最多338得点を挙げ、新人王を獲得したSF吉田舞衣(24)が、今季もチームの原動力だ。

先月には日本代表として女子ワールドカップ(オーストラリア・シドニー)に出場。身長の高い外国人選手と対し、「攻守でどう対抗するか、当たり負けしないか。頭を使うプレーの大切さを感じた」。リーグ戦では自分の役割を自覚し、「守備やリバウンドなどでも貢献したい」と意気込んだ。

チームは昨季レギュラーシーズン6位。プレーオフ(PO)では4強入りした。今季も8位以内のPO進出枠を目指す。先月のリーグ主催のオータムカップ(群馬県高崎市)では、代表活動中の吉田を欠く中、Aブロックで優勝。準決勝では三菱電機を81-57で下し、手応えをつかんだ。

PG小池遥主将(27)は「今のチームはインサイドが強く、外からも打てる」と強調。自身は昨季1試合平均6・67だったアシストについて、「8本は決めたい」と目標を掲げた。【倉橋徹也】

◆吉田舞衣(よしだ・まい)1998年(平10)4月13日、神奈川県生まれ。八雲学園中・高-拓殖大。20年東京オリンピック女子日本代表候補、全日本大学選手権3ポイント王。大学卒業を待たずに加入できるアーリーエントリーで昨年1月、シャンソン化粧品に加入した。176センチ。血液型A。

▼センターの谷村里佳(29) 日立ハイテクから今季、2季ぶりにチームへ戻り、全体で力が上がっていると感じた。私自身はインサイドのプレーに集中し、体を張って守備やリバウンドを頑張りたい。