小学6年生の上園恋奈(12=LYS)が初優勝を飾った。
2位に15.77点差をつける99.73点を記録。演技後は観客におじぎをしながら笑顔を見せ「100点を目指していたので悔しかったけれど、自己ベストでうれしかったです」と振り返った。
36人が出場する中で第1グループの3番滑走。緊張感に包まれながら、冒頭のルッツ-トーループの連続3回転を着氷させて流れに乗った。5種7本の3回転ジャンプを織り交ぜ、樋口美穂子コーチ振り付けの表現でも魅了。練習ではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を回転不足ながら着氷させているといい「シーズン中に降りたい。練習は毎日していきたいと思います」と満足することなく意気込んだ。
将来の夢は五輪での金メダル。憧れの選手たちが輝いた舞台に立つことをイメージする。
「羽生結弦選手や浅田真央選手、金妍児選手みたいに表現力を豊かにしたい。自分にもできるように練習していきたいです」
世代日本一の自信を胸に、夢を追う。【松本航】