ラグビーのニュージーランド(NZ)代表「オールブラックス」(世界ランク4位)のブレイドン・エノー(25=クルセイダーズ)とロジャー・トゥイバサシェック(29=ブルーズ)の両CTBが、日本代表のCTBを警戒した。NZ代表は27日、「リポビタンDチャレンジカップ2022」の日本代表(同10位)戦(29日、東京・国立競技場)の登録メンバーを発表し、都内で会見を開いた。

エノーは日本の注目選手として、中村亮土(31=東京サントリーサンゴリアス)とディラン・ライリー(25=埼玉パナソニックワイルドナイツ)を挙げた。「2人ともいいコンビネーションをしていて、足も速い。いい動きをしている」。映像を見て対策を進めていると明かし、「彼らと対戦することを楽しみにしている」と胸をふくらませた。

トゥイバサシェックは代表初先発に抜てきされた。エノーと同様、中村とライリーを警戒。「向かい側の12番と13番がどういう動きをするのか。それに対して自分が何をするのか。我々としては、うまくスペースを守ろうと考えている」と、早くも闘争心をたぎらせた。29歳にして初めて先発の座をつかみ、「一瞬一瞬を楽しんで、自分ができることを頑張りたい」と意気込んだ。

すでに6万5000枚以上のチケットは完売。過去6戦全勝の対戦成績に過信することなく、全力プレーで満員の国立を沸かせる。【藤塚大輔】