4輪ドリフト大会「FORMULA DRIFT JAPAN(FDJ)」の最終第6戦(日刊スポーツ新聞社後援)は19日、静岡・富士スピードウェイで32台による決勝トーナメントを行い、2位となった松山北斗(33)が初の年間シリーズチャンピオンに輝いた。

第5戦を終えて年間ランク首位の松山は前日の単走予選を1位通過すると、2台ずつ先行、追走に入れ替わって2回走る決勝トーナメントでも迫力満点の走りを見せた。先行では相手が見えなくなるほどスモークを巻き上げ、追走ではピッタリ背後につけた。4点差で同ランク3位から逆転を狙ったKANTA(22)を準決勝で退け、その時点で年間王座を決めた。

決勝では、2本目の追走で「気合が入り過ぎて」と、高橋和己(31)の車に接触。最終戦の優勝こそ高橋に譲ったが、年間Vに「この、地元富士で良いラウンドになった。最高のチームと仲間のおかげ」と笑顔を見せた。

第4、5戦で連勝、首位に1点差で同ランク2位だった益山航(29)は、1回戦で姿を消した。