20年全日本ジュニア王者の本田ルーカス剛史(20=木下アカデミー)が、海外のGPシリーズデビューを飾る。コロナ禍で日本勢のみが出場した同年NHK杯を経験したが、海外開催に初めて派遣された。

本番会場での初練習を終えて「なかなかないチャンス。人生の経験として大きなものになる。かみしめて、緊張もあるけれど、楽しんで滑りたいです」と意気込んだ。

この日はフリー曲をかけての通しで、アクセルなどに苦戦。ジャンプは手応えをつかめていない状態という。それでも25日に迫るショートプログラム(SP)に向けて「とても万全とは言えないけれど、できることはやってきました」と前を向いてリンクに立つ。(エスポー=松本航)