今季ジュニアグランプリ(GP)シリーズに初参戦した千葉百音(もね、17=宮城・東北高)は、65・72点の2位発進にも、反省が先に立った。

「シンドラーのリスト」の曲を受け、ダブルアクセル(2回転半)、ルッツ-トーループの連続3回転、3回転ループとジャンプは全て着氷させたが、「ジャンプが自分の中で気に入る出来ではなかった」。

ここまでは、ジャンプの確率を上げることに注力してきたという。成功している時の自身の映像を解析し、どこが悪いのかを徹底的に考えてきた。「安定させられるようにというのを念頭に置いて練習をしてきました」。少し軸が曲がった跳び方に納得できなかった。

ただし、得点には「意外に出たな」。持ち味のスケーティングなどを評価された形で、「しっかり点数を稼ぐこと出来て良かった」と歓迎した。

「フリーはもっともっと最終グループのメンバーと練習するので、今日以上にコントロールが緊張できかなくなる。その中でも正しいフォームで跳び続けたいです」。明確な目標を掲げた。