2022年(令4)も残すは8日。道産子選手らの活躍で沸いた北京五輪(2月)に始まり、強豪撃破で日本中が熱狂したサッカーW杯カタール大会まで、話題盛りだくさんの1年。あの日、あの時、あの勝負…舞台裏も含めて、担当記者が22年の出来事を振り返る。
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11月26日、東京・青山学院記念館。B1レバンガ北海道は、シーズン開幕前に「ユース育成特別枠」で選手登録した北海道文教大付高2年の内藤耀悠(てるちか)をベンチに入れた。出場すればBリーグ史上最年少出場記録更新。得点すればニュース価値も上がるため、会場へ足を運んだ。
アウェーで、相手は接戦が予想されるSR渋谷。経験のない内藤に出場機会が回ってくる確率は低いが、ベンチに入れば0%ではない。そもそもけが人が多く、遠征メンバーが、内藤を除いて10人(ユース育成特別枠を含め最大14人)と少ないためのベンチ入りだった。
結局、この日、チームは接戦でSR渋谷に勝ちきり、内藤の出番はなかった。それでも報道陣の関心は初のベンチ入りを果たした高校生に集まり、試合後に取材の機会が設けられた。
内藤 初めてのベンチ入りでユニホームに袖を通したのが、まさかのアウェーで、正直ビックリはしました。いつでも行ける準備はしていますが、今日は接戦でしたので、出番というより、エネルギッシュに声を出して、チームのためになることだけを考えました。
4日後のホーム千葉J戦で内藤は16歳10カ月19日の史上最年少のデビュー。6分23秒の出場で1アシスト2リバウンドを決めた。
この秋、私は4年ぶりに報道の現場に戻った。この4年間に、これだけ堂々と自分のことを話せ、結果を残せるスーパースター候補が現れたことに驚くと同時に、約5年前に、この日を予言していた“スーパースター”がいたことを、不意に思い出した。「今は大学からBリーグに来る選手ばかりだけどね、野球やサッカーのように、すぐに、もっと若い世代の選手が増える。そうなるとBリーグもクラブも、日本代表も強くなって、バスケットボール界が盛り上がる。それが楽しみだ」。折茂武彦社長! さすがです。【中島洋尚】


