右足甲の痛みでダブルスを棄権した平野美宇(22=木下グループ)が、8強で大会を終えた。

同い年の早田ひな(22=日本生命)に0-4(1-11、9-11、8-11、11-13)で敗れた。第1ゲーム(G)から粘り強く拾われて、失点につながる場面が目立ち「出だしから攻めのプレーを出すべきだった。早田選手は下がっても対応力がある。自分が決めきれなかったところがあった。次やったら絶対に勝てるように、勝つためにはどうしたらいいかを考えて練習していきたいです」と振り返った。

今大会は24年パリ五輪(オリンピック)代表選考ポイント対象となり、10日時点のランキングで早田、伊藤美誠(スターツ)に続く3位につけていた。8強の結果で加算は25点(優勝は60点)。コンディションが万全でない中で奮闘し「最低ラインのポイントは獲得できたんじゃないかなと思います。ただ(五輪代表の上位)2枠に入るにはベスト8では厳しい。次はもっと上位、優勝できる実力になって戻ってきたいです」と1年後まで続く選考レースを見据えた。【松本航】