昨年6月にプロに転向した曽根翔(20=T.T彩たま)が初の4強入りを決めた。

2回戦から勝ち上がり、今大会6試合目は20年王者の宇田幸矢(明治大)と対戦。序盤から相手を寄せつけず、ストレート勝利を収めた。明るい表情で「宇田選手とは相性が良くて、対策練習もしてきた」汗を拭った。

曽根は昨年、愛知工業大を辞め、プロへの転向を決断した。「辞めたからといって成績が出せるわけではない」と不安を抱く中、T.T彩たまでは試合への臨み方などのアドバイスを受けてきた。「(所属選手は)プロ意識を持ってやられているので(自分も)感化されて同じ気持ちでやれた」。プロで得た刺激が好結果につなげた。

29日は張本智和(19=IMG)との準決勝に臨む。「張本選手はこれまで負けている相手なので、ここで勝って優勝できるように頑張りたいと思います」。自信を胸に強敵に挑む。