宇都宮ブレックスの連勝が4で止まった。

 

西地区で首位争いをしている広島ドラゴンフライズのディフェンスに苦しんだ。自陣コートから強度の高い守備を敷かれ、なかなか得点を重ねられない。特に第2クオーター(Q)は、4分半近くも得点が入らず、一気に10点差以上つけられた。

 

ただ、第3Qの出だし、遠藤祐亮(33)比江島慎(32)そしてまた遠藤と3点シュートを3本連続で決め、一気に点差を6にまで詰めた。「前半はバタバタしてしまったが、後半は修正し、広島さん相手に勝負に持ち込めた」と佐々宜央(さっさ・のりお)ヘッドコーチ(38)。後半だけみると、40-33と堂々たる内容だった。

 

チームの現在地を測るには格好の相手だった。前節まで1試合平均84点の広島を72点に抑えた。4点差の第4Q残り2分54秒、遠藤の3点シュートが入っていれば、勝ち負けが逆になっていてもおかしくない。エースの比江島も「接戦に持ち込め、いい部分もたくさんあった」と振り返る。だからこそ、29日の第2戦は「今日も悔しい。あしたやるだけ」(佐々ヘッドコーチ)しかない。