新チームも強かばい!全国高校ラグビー大会で6大会ぶり7度目の全国制覇を果たした東福岡の新チームが、15トライ、11GK成功の97-0で、東海大福岡を下して優勝した。圧勝で、九州大会(2月、沖縄開催)へ弾みをつけた。

序盤から、花園日本一チームをほうふつとさせる攻守一体の力強さを見せた。グラウンド幅を左右いっぱいに使うパワフルかつダイナミックな展開ラグビーで圧倒。新主将のNO8高比良恭介(2年)が「体を当て続けることができたので無失点につながった」という自慢の守備力も光った。

新チームの始動から、花園Vメンバーの上級生との練習試合などで強化を続けてきた。だが、現段階では「(日本一メンバーに)今の段階では劣る。4回の練習試合はフィジカルの強さがあって、勝てなかった」(高比良主将)といい、攻守すべてで課題は多い。

それでも、高比良主将は「日本一の3年生が練習相手で、日本の中で一番いい練習ができていると思う。(昨年同様に)DFを今年の強みにしていき、並び越えるDF力をつくっていきたい。花園2連覇を掲げ、同じ方向を向いて進んでいます」とチームづくりのベースを掲げて前を向いた。

藤田雄一郎監督(50)によると「コンタクト力はそこそこある」という新チームだ。メンバーは、ほぼ総入れ替えとなったが「東福岡であり続けるために、こうしないといけないものがある。これがないと、東福岡でなくなる」という伝統を植え付けながら、花園連覇を目指す。【菊川光一】