静岡・誠恵eスポーツ部の3選手と関係者が8日、沼津市役所で頼重秀一市長(54)を表敬訪問し、先月28日にオンライン開催されたシューティングゲーム「第1回APEX Legends(エーペックス・レジェンズ)高校生全国大会」への初出場を報告した。地区予選の東海大会を3位で通過。全国では一度に20チームの対戦を5試合行い、総合得点で17位だった。

選手らは頼重氏から競技方法などについてたくさん質問された。1人1人の経験、瞬時の戦略共有、連係プレーの大切さなどを丁寧に説明。案外と体力も使うといい、最近は部活時に約1キロ程度走り込んでいるとも話した。「本当にスポーツだね」と驚いた頼重氏から、今夏の第2回大会に向け「猛特訓して頑張って」とエールを送られた。

昨年春までは総合文化部の1部門だった。学校の理解もあって同年4月から単独の部として活動を開始。3年生の引退後、現在は24選手で活動し、レーシング部門に挑戦する選手もいるという。部長の高槻耀太(2年)は今大会の成績をポジティブに捉え「初出場としては満足」。敗因となった弱点を修正し「次も全国に出場して1位を目指したい」と意気込んだ。【倉橋徹也】