バスケットボールB1三遠ネオフェニックスの鹿毛(かげ)誠一郎・SAN-ENアンバサダー(47)がこのほど、袋井市立浅羽南小を訪問し、バスケット特別授業を行った。4、6年生約70人にシュートの実技指導を通して競技の楽しさを伝えた。

「膝を使って投げてみよう」「ゴールリングの上を狙おう」とシュートのコツをアドバイス。その後に4対1のミニゲームも行われた。身長2メートルの元プロ選手が、児童のシュートをブロックする度、歓声と拍手が響いた。17日に卒業式を迎えるミニバスケ歴3年の永井心さん(6年)は「すごく勉強になった。中学でもバスケットを頑張りたい」と目を光らせた。

鹿毛氏は10年間のプロ生活の経験を踏まえ、講話も実施。「スポーツ選手になるためには」と題し「自分の強みを持つこと」「物事を続けていくこと」と強調。さらに「<1>語学力<2>交渉力<3>伝達力」などの能力も大切と伝えた。最後に「夢や目標の選択肢を広げる」ためにも、普段の学校生活や勉強で努力を重ねることが重要であると説いた。【山口昌久】