花園近鉄ライナーズが、リーグ戦では“歴代ワースト”となる14敗目を喫した。
開始4分にクボタスピアーズ船橋・東京ベイに先制トライを許すと、タックルが甘く自由に走られた。
前半だけで東京ベイの立命館大出身WTB木田晴斗(23)に3トライを献上。前半に試みた53回のタックルのうち、21回がミスタックル。数字に表れている通り、守備で試合の流れを手放した。
後半34分には自陣からカウンターを仕掛けるも、簡単にボールを相手に渡して逆襲され失点。ただ、スクラムでは優勝を争う2位東京ベイと互角以上に戦った。
主将のフランカー野中翔平は失点場面について「ファーストタックルでのミスや、オフロードでつながれてしまった」と悔しそうに話した。
水間良武ヘッドコーチは「フィジカルの部分で何本か相手に(ボールを)取られて、前に出られて、(DFが)寄せられて余ってしまう」と敗因を分析しつつも「スクラムはクボタが相手でもしっかり(戦えた)。そこは素晴らしかった」と語った。
昨季、最下位の東葛(NEC)は記録上は2勝14敗だが、コロナ禍の不戦勝2、不戦敗1を含むため実際に戦ったリーグ戦は13戦全敗。かつて東西に分かれていた社会人リーグ時代は8チーム総当たりのため最大7試合。前身のトップリーグでは09年度九州電力、07年度三菱重工相模原の13敗などがあるが、リーグ戦は最大13試合のため、過去に同一シーズンのリーグ戦で14敗した例はない。
開幕から全敗で最下位に沈む花園は既に、5月にある入れ替え戦に回ることが決定。残り2試合は14日神戸、22日東葛と本拠地花園で下位にいるチームとの対戦になる。
負傷離脱している日本代表WTBフィフィタが次節にも復帰する見通しで、左アキレス腱(けん)断裂で長期離脱しているオーストラリア代表SOクーパーも入れ替え戦までには戻ってくる方向。
屈辱のシーズンを過ごしている花園だが、1部残留で最後の意地を見せたい。


